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「小原孝博フォトワークショップ」1期生2期生有志による写真展の開催 [写真 Photograph]

波動blg.jpg



5月18日より24日まで、渋谷の光塾で「小原孝博フォトワークショップ」の1期生2期生有志による写真展が開催されます。

渋谷区渋谷3-27-15 光和ビルB1
http://hikarijuku.com/syokai/post_4.php#map
12:00~19:00 (最終日は18:00)


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「波動 ~wave~」

6人がそれぞれにお互いの波動を感じあい、写真の力をつけてきた1年間。自由な視点と発想に、写真の個性にもまた優劣がないことを確認する。臆することなく未来へと駆け抜けて欲しい。 
 

伊藤麻衣さんの写真は、撮り手自身がまるで大きな水族館であるかのごとく、あるいは海のごとく、生き物を泳がせている。そして自身もまた深くて青い水のなかを泳いでいる。写真は平面ではなく立体である。そしてどこまでも深く旅をすることができると教えてくれている。

神谷寿美子さんの写真には、視線がある。猫と植物が持つ双方向の視点の先に、作家の持つ深い意識が存在する。猫は見ているのではなく観られている。葉は観られているのではなく見ている。その不思議なバランスのなかに作家独自の視点がある。真正面からひたすら見続けたことにより、その先の視線がここに現れた。

古河典子さんの写真は、その穏やかなトーンのなかに、無数の粒子のなかに、感性を潜り込ませている。撮り手は穏やかにその景色のなかに入り込み、光とともにその空間から抜け出す。あるいは作家の心の窓から見えた景色に、観るものは引き込まれる。正方形の画面のなかに永久に渦を巻く、光の物語。

杉山さくらさんの写真には、対話がある。日常を取り巻くさまざまな情報から、閃きを感じ会話を始める。その写真のいくつかに登場する子供、とりまく空間、撮り手、その三者のなかの物語のなかに、微妙に引き合うバランスと揺らめき。作家にとって目の前に映る風景は、形ではなく心の残像なのかもしれない。

皆川ひろ子さんの写真には、上下はなく、縦横もなく、すべてを思いのままに扱う愉快な魔法を感じる。写真そのものを俯瞰で捉え、構成を変えてみる。その自由と大胆さに観るものは心奪われ表現のマジックを楽しむ。壁に掛けられた写真というパズルを、見る人も大胆に組み直しながら見て欲しい。迷宮に迷い込むことになるかもしれないが。。

山口恵美さんの写真には、静かな音を感じる。サワサワとした風の音、砂の上を這う波の音。研ぎすまされた感性が砂の粒と交わり、こぼれ落ちる音。耳を澄ませてみたくなる写真達。そしてその音の行方を探してみたくなる。砂浜のうえに、印画紙のうえにそっと残りついた遠い記憶。                  
                           

                          小原孝博(フォトワークショップ講師)

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